俺はソシャゲのUI屋

アラサー女が頑張っています。ソシャゲの運営の中の人やってます。

上半期経過しましたね

今週のお題「2018年上半期」

早いものでもう7月、そろそろ期の切り替わりです。

夏休みという大型イベントに向けて、ソシャゲの中の施策がモリモリ積まれていく時期ですね。

 

夏休みはキッズ達の時間が余ってユーザー数が増えるため、それに向けてソシャゲ運営は、イベントや課金施策を打ちます。そこの準備もかなり大変なのですが、イベントの実装が終わっても仕事終了ではなく、監視体制を引かないといけません。不具合があったらすぐ対応しなければならないからです。本当にいつもお疲れ様です。

 

ソシャゲの不具合といえば、ゲームがプレイできず進行不能になるとかサーバーが落ちたとか、そういうのをイメージされるかもしれません。

 ですがソシャゲ屋にとっては、もっと怖い不具合やミスがあります。

それは課金関連のミス

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例えば、以前ゲーム内のスキル紹介画像を作った際に、返金になってしまったことがありました。私が制作のために使用したゲーム内のスクリーンショットが、実装されたものよりも強かったらしく・・・。とはいえ、「画像が間違っていました、テヘッ」ってやると返金になっちゃうので、その時は画像に実装を合わせました。

つまり、「いやー、設定ミスでスキル弱かったわ、めんごめんごw」と謝った上で画像内と同じくらいスキルを強くしてあげれば、軽めの詫び石で済むのです。

おかげで、そのキャラは見事ぶっ壊れキャラになりました(ひどい話だ)

 

その件は、私の記載ミスではなく、スクショをとったプランナー(とチェックするプランナー)のミスなので、心は全く痛まないのですが、ほんの少しのミスで百万単位の損害になってしまうのがソシャゲ運営のこわいところ。

 

 今まで見聞きした一番やばいケースは、ガチャで提供割合に記載されていないキャラを排出してしまったことがありました。そうなると記載を訂正した時間までに課金した全ユーザーに全額返金しなければなりません。

そのケースはおよそ1時間で数千万の損害がでました。ヒェッ

 

そう考えると、私のいるタイトルは、そこまで大きな損害もニュースもなく、平和に運営できました。ゲームを運営するって、たぶん普通のひとが想像しているより10倍は大変です。まるで数十人が全力マラソンしているかのような毎日です。